修行系の定番「断食ダイエット」
断食のような極端な食事制限がダイエットに一時的に効果があるということは、ボクサーの減量などから想像つくのですが、断食ダイエットは一時的な減量効果に加え、さらに断食のデトックス効果から、ダイエットしやすい体質に改善させる面があります。そこがダイエットとして注目されています。
断食とダイエットがなぜ結びつくのかというと、体内のエネルギー代謝に関係があります。肥満の原因である体脂肪はもともと非常時の為の備蓄として蓄えられるものです。ゆえに通常の生活で消費されるのは一番後回しになるのです。体脂肪を減らそうと運動して、最初に消費されるのは脂肪ではなくてグリコーゲンと呼ばれる糖質です。
つまり身体は備蓄(脂肪)は非常用にとっておいて、毎日の食事から一日使う分のエネルギーを、得ているのです。
そこで断食による非常事態をつくることによって、備蓄されている脂肪を消費させます。口からいれた食物からのエネルギーを使い切るのに通常12時間かかるとされています。
半日断食の基本の18時間の絶食は、この12時間を超えて備蓄である脂肪を燃焼させるのに、とても利にかなっているわけです。また、口にした食べ物が消化されて体外に排出するのは、18時間かかるといわれています。半日断食の間に、休みなく働いてきた内臓も休ませ、粘膜を修復させようという考えもあります。
家庭でできるダイエットとしての断食は健康上の理由から、この半日断食や一日断食までにしてください。また、半日断食でも一日断食でもできれば医療機関に相談の上行うことがベストです。
断食ダイエットのやり方
断食は西洋医学ではまだその効果を認められていませんが、古来より東洋医学では、体質改善の効果があるといわれてきました。断食によって身体を飢餓の極限状態において、もともと人に備わっている、自分の身体を正常な状態に戻そうとする力を呼び起こせると考えたからです。
ダイエットを成功させる鍵は、カロリー制限、運動を継続できる強い意思力ですが、断食によって高められた精神性もダイエットを成功させてくれる効果があるのかもしれません。
断食ダイエットは、一般的に断食の期間によって半日断食、一日断食、本断食(2日以上の断食)があります。家庭でできるのは半日断食と一日断食まで。それ以上の断食を行うときは専門家の指導ももとで行ってください。
半日断食の基本は18時間以上食べないことです。そして間食、夜食をしてはいけません。ダイエットとしての断食は、タイミング的にその日の夕食後から次の朝食までの18時間を断食します。 つまり、朝ごはんを抜くのが基本となります。
朝飯は食べませんが、その分水分を最低500ml取るのが必須です。半日断食の日は一日で1.5〜2Lの水を取ってください。
食事はしなくとも水分は絶対とらないといけません。修行ではなくてダイエットですから、どうしてもおなかが減るという方は野菜ジュース程度ならよいともいわれています。
断食の効果はいくつかあります。断食によって体脂肪が消費されて、体重が減るという直接的なダイエット効果以外に、体中の毒素を排泄することにより、腸内環境を整え、自律神経のバランスを正常化しますので、精神的にも感覚が研ぎ澄まされ、太りにくい体質に改善できるといわれています。

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